
【つながるインタビュー#1】
ブロコ大宮代表 ゆみさん
サンバに情熱を注ぎ、その魅力を伝え続ける人々のストーリーを紹介する本企画。記念すべき第1回は、20年以上にわたりサンバとともに生きてきた 小林由美子さん(通称:ゆみさん) にお話を伺いました。
日本でのサンバ活動、リズムとの出会い、そして未来への想いまで。彼女の歩みを追いながら、サンバの持つ力を改めて感じてみましょう。
ブラジルの力強いリズムに魅せられ、20年以上サンバとともに歩んできたゆみさん。その道のりは決して平坦ではありませんが、彼女の周りにはいつも仲間がいて、踊り続ける喜びがありました。これまでの歩み、サンバへの想い、そして未来への願いを伺いました。
幼少期からサンバに出会うまで
「踊りや音楽は、私にとってずっと身近なものでした」と語るゆみさん。幼少期には日本舞踊を習い、中学からはバンドでドラムを叩き、ヒップホップを踊るなど、常にリズムのある生活を送っていました。そんな彼女がサンバと出会ったのは、ブラジル音楽の明るく力強いリズムを耳にしたとき。
「とにかく、この音楽で踊りたい!って思ったんです。それがすべての始まりでした」

サンバのキャリアと現在の活動
2004年に都内のサンバチームへ参加し、関東を中心に活動。ダンサーとしてイベントやテレビ出演を重ね、ハイーニャ・ダ・バテリア(バテリアの女王)に選ばれ、チーム内のダンサー育成にも携わるようになりました。
📌 主な出演歴
- 浅草サンバカーニバル
- 紅白歌合戦バックダンサー
- SMAPドームコンサートダンサー
- CM「のどごし生」出演
- スポーツクラブでのサンバインストラクター
- ホテルやレストランでのサンバショー演出・出演
そして2010年、「生まれ育った土地でサンバを広めたい」という想いから、ブロコ埼玉(2025年4月に改名:旧ブロコ大宮)を創設。地域に根ざしたサンバチームとして、現在も代表を務めています。

サンバが自分の一部になるまで
サンバを踊ることが、自分にとってどんな意味を持つのか。考えたことはあるものの、「もう、なくてはならないもの」と笑うゆみさん。「サンバがなかったら、どんな人生を歩んでいたと思いますか?」と尋ねると、
「考えられないですね。何をしていたとしても、結局どこかでサンバに出会っていたと思います」
音楽や踊りが好きなだけではなく、サンバの自由さに強く惹かれているそうです。「サンバには、型にはまらない魅力があるんです。正解を押し付けられるのではなく、自分で”これだ”と思うものを見つけていける。それが、私にはすごく合っていました」
20年以上踊り続けても、なお思い通りにいかないことがある。でも、それがまた面白い。そんな感覚が、彼女を踊り続けさせる理由のひとつなのかもしれません。
サンバが変えたもの
「サンバを続けていて、一番変わったことは?」と聞くと、「自分を外から見られるようになったこと」との答え。
「例えば、頭の中にもう一人の自分がいて、私の踊りや行動を客観的に見ているような感覚ですね。”あ、今の動きちょっと違うな”とか、”ここはもっとこうしたらいいかも”って、内側だけじゃなく外側からも気づけるようになりました」
この視点は、サンバの踊りだけでなく、日常生活や人との関わりにも影響を与えているそうです。
未来への想い
10年後の日本におけるサンバについて尋ねると、「日本の文化とうまく融合して、もっと身近なものになっているといいな」と話してくれました。
「サンバって、単にブラジルの文化をそのまま持ってくるのではなく、日本ならではの形で広がっていくのが理想だと思うんです。例えば、日本の伝統芸能や地域のお祭りとコラボしたり、もっと多くの人が気軽に触れられる環境ができたら素敵ですね」
また、次世代へ向けてのメッセージをお願いすると、こんな言葉が返ってきました。
「もっと自由でいいし、どう思われてもいい。サンバを踊るときは、自分を解放していいんです。わかってくれる人には、きっとちゃんと伝わるから」

サンバは、自分の一部
最後に、「ゆみさんにとって、ブラジルとは?サンバとは?」と質問すると、
「うーん…もう、自分の一部かも」と、少し照れくさそうに微笑みました。
サンバとともに生きるゆみさん。これからも彼女のリズムが、多くの人に元気と自由を届けていくことでしょう。
ブロコ大宮情報
【サンバチーム】ブロコ大宮15周年ありがとうイベント(2025.4.19)
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つながる、広がるサンバの輪
ゆみさんの話を通じて、サンバが単なる踊りではなく、人と人をつなぎ、人生を彩るものだと改めて実感しました。
そしてこの企画は、次へとバトンを渡していく形でつながっていきます。
第2回は、ゆみさんが「この人の話を聞いてみたい!」と思う方に、インタビューのバトンをパス!
次はどんなサンバストーリーが聞けるのか、お楽しみに!